2008-08

新たな「スクールコーチング」のモデル

都立中学校との共同研究が新たに始まった。「学ぶ楽しさを実感できる授業づくり」という同校の研究を推進するため、今後一年間にわたり、要所要所で会議ファシリテーターとしての役割を担うことになった。

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課題に取り組む先生方


今回、同アカデミーが関与することの意義は二つある。一点は、会議で1対多のコーチングを展開することにより、全員の参加意識が芽生えてくることである。同校の校長もおっしゃっていたが、教科担任制の中学は、小学校と違い、全校が一丸となる風土ができにくい。

そこで会議では、各自の意見をポストイットに書いてもらい、自ら黒板に張ってもらう作業を取り入れてみた。この活動により、当事者意識が芽生え、みなで神輿を担ぐ雰囲気を醸成できるのではないかと思ったからだ。

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ポストイットを貼り出す、先生方


コーチングを会議に採用することの二つめの意義は、教員から出てきた意見を化学反応させ、新たな視点や疑問を誘発できる点だ。一般的に、教員文化の中には、「互いに干渉せず」という不文律があるように見受けられるが、今回全員から出てきた意見をまとめてゆくプロセスで、だれがどんな考えを持っているのかを確認することができるし、疑問や意見をぶつけることで、化学反応を起こすこともできる。

第一回目の会議では、こちらが予想していた以上に、各教員から意見が自発的に出てきて、活発な議論が展開された。これはひとえに、同校教員の一人ひとりの問題意識の高さの表れだと思う。会議でありがちな、代替案なき批判のみの発言もなかった。

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ポストイットに書いたものを整理する



会議終了後の教員の感想として、「楽しかった」「こういう研修なら何度でも受けたい」「研修中に寝なかったはひさしぶり」等というものが挙がるなど、一定の効果はあったものと思われる。

会議ファシリテーションは「1対多」のコーチングとも言える。今までの学校を対象としたファシリテーションといえば、「生徒募集」や「ブランド構築」をテーマとしたものが多かった。これら、学校全体にかかわる会議をファシリテーションすることは、「スクールコーチング」の概念である。

今回のように「授業づくり」をテーマとしたものははじめてであるが、今後も目標に向かって、全校一丸となっての取り組みを振り返ることは、新たな「スクールコーチング」のモデルと言えよう。同校の教員の方々が、今後どのように自らの資源を発掘し、変貌を遂げられるのか、とても楽しみである。

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「楽しい授業」のアセスメントで、キーワード抽出


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